メフィスト賞(メフィストしょう)は、講談社発行の小説雑誌『メフィスト』から生まれた文学の賞である。
未発表の作品に与えられる賞(新人賞)の一種だが、特に応募期間が設けられていないこと、枚数の上限が設定されていないこと、『メフィスト』の編集者が下読みから受賞の決定までをおこなうことが、他の公募文学賞とは異なっている。すなわち、編集者の目に留まった作品はすぐにでも出版される可能性がある。受賞賞金などは与えられないが、受賞=出版であるため、規定の印税が賞金代わりとなる。受賞作は、講談社からノベルスの形態で出版されることが多いが、ハードカバーで出版される作品など若干の例外もある。「究極のエンターテインメント」つまり面白ければ何でもありというキャッチフレーズで作品を募集しており、従来の推理小説やサイエンス・フィクションにはおさまりきらない個性的な作品が集まる。
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