大佛次郎賞(おさらぎじろうしょう)は朝日新聞社主催の文学賞である。大佛次郎の幅広い業績を記念し、1973年に朝日新聞社が創設した。
野間文芸賞や谷崎潤一郎賞、ライバルの読売文学賞には伝統の点で劣るが、泉鏡花文学賞や伊藤整文学賞に並ぶ価値ある賞である。日本語の散文作品として質が高い作品、人間精神への鋭い洞察を含む作品、歴史・現代文明の批評としての意義が高い作品に与えられる。公募推薦も踏まえた予備審査を経て、選考委員の協議により受賞作が決定される。受賞者には賞牌と賞金200万円が与えられる。1996年の第23回までは10月上旬だったが、1997年の第24回より12月中旬となっている。朝日新聞社主催。
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